ヘバーデン結節 治療法

ヘバーデン結節とは?

ヘバーデン結節とは、指の第一関節の背側、つまり、手の甲側に出来る骨の変形による膨らみの事を指します。これは、指の第一関節の骨関節炎で、リウマチではないかと誤解される場合も多くありますが、リウマチとは異なる病気です。ヘバーデン結節の主な症状としては、人差し指から小指にかけての第一関節が、強く握るとズキズキと痛んだり、赤く腫れたり、変形したりします。また、ガングリオンと言って水ぶくれのような嚢腫が出来る場合もあります。このように、指先に力が入らないようになる為、手を強く握る事も困難となり、動きも悪くなって、日常生活にも支障をきたすことが多いです。へバーデン結節の発症の原因は不明と言われていますが、一般的に40歳代の女性が比較的多く発症していますので、加齢や指先への負担が大きい事が原因だと考えられています。発症年齢を平均すると、だいたい55〜56歳ぐらい、男女の比率は1対10と圧倒的に女性の比率が多い事が特徴です。また、男性の場合は、発症の平均年齢が高くなる傾向があります。指の関節に痛みを感じた場合には、リウマチかそうでないかを早目に判断した方が良いでしょう。レントゲンで調べると、ヘバーデン結節か関節リウマチかの区別はすぐにつきます。もし、痛む部分が指の第一関節から他の部分にも広がっていくようであれば、ヘバーデン結節以外の症状かもしれませんので、必ず専門医の診断を受けるようにしてください。